ムッシュ、前川のパリ日記
パリは愛の街、フランスの男と女はシャバダバダ
パリでは何処でも男と女はいちゃついている、メトロ然り、地下道然り、バスの中、電車の中は言
うに及ばず、観光船の中、いわんや、どうみてもくたびれはてた、人生に敗れ身も心もボロボロで、
頭の毛さへも抜けてしまったの、と言うようなオッサンと言うよりジイサンといったほうがいいような
のが、オバハン、これもどう見ても場末の飲み屋で幾星霜、女というより抜け殻で染めてる白髪の
いたいたし若い日なんぞはあったのか、というようなオバハンとネットリグッチョリシッカリ路上で長
時間、A がスーパーへハムと卵ともやしとエビアンを買いに行くときから少なく見積もって
もその帰り道で再度目撃するまで抱き合っていたというのである。
若い男女がメトロや地下道などでネットリと抱き合いキスしあっているのは、これは腹はたつが、
まあ、「若者よ青春の日は短い、まあしっかり楽しみたまえ」とオジサンは寛大になるのだが,オッ
サンオバサン路上ダキダキ、クチュクチュはちょっとわからん、ま仲の良いのは良い事としよう。
先日雨模様なのでちょっと観光しようということになり、セーヌ川のバトーバスという一日乗り放題
65FFの観光船に、、、その時前に座ったおっさん(これは結構おっさんで若く見積もっても俺ぐらい
はいってる。)とオネーサン(こちらはまあ30歳ぐらいか)がクチュクチュネットリとやりだした、放置
するより仕方ないので放置し外の流れ行く景色に釣り人の姿など見つけオオ、パリの第一釣り人
発見などと言っていたのだが、やはり気になるやつらだ。(オッサン、オネーさん、キスする前に鼻
毛を切れ、耳毛もだ、と A は思った。)