フランスのほうれん草は葉っぱだけ。
パリの野菜事情について考える
フランスのピーマンはでかい。赤や黄色で長さが22〜23cmはゆうにある。なすびもでかい、30cmはあるか
も知れない。当然ふとい、ぶつ切りにして油炒めで食べたが、ナスの味はしたがちょっと日本のよりスポンジっ
ぽい感じ。うまい菜(関西ではこう言うが詳しい事は知らない)これまたでかい、50〜60cmはある。それから
もやし、・・・・・・パリでは、スーパー、八百屋などでは野菜、果物はパックづめにはしてなくて、自分で好きなだ
けパックなり、ビニール袋に入れおもさを自分で量るなり、店の人が量るなりして買うのである。
そのもやしが「強い」のだと言う。日本では「もやし」と言えば弱々しいものの代名詞で「日影のもやし」などは
色の青白いひょろひょろっとしたちょっとおねえっぽいような、どちらかと言えば情けない男のイメージで、かくあ
ってはならじ、と日本の男のこは肝に銘じて育ったものだが(今の人は知らないけど、俺らの子供の頃はそうだ
った。)この国ではちがう、「もやし」は強くて何をやらせてもそつなくこなし、しかもでかいつらをするでもなし、正
にもてる男のイメージへと変身するのである。これはなぜか?わしゃしらん・・・・・ 諸賢の研究に期待するもの
である。